2008年04月07日

新聞ヨム日シンポに参加してきました! 共同配信はノンフィクションライター最相さんの「ネットをなめていたのでは」に集約?

 前回のログでお知らせしたとおり、昨日、新聞協会主催のシンポジウムに参加してきました。
 同協会会長の北村正任氏(毎日新聞社社長)のあいさつや瀬戸内寂聴さんの「源氏物語」の講演はさておき、パネルディスカッション「もし、新聞がなくなったら〜混迷時代の座標軸」の討論内容を何回かに分けてアップしていきたいと思います(今日は忙しかったので次回から)。

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あいさつする北村新聞協会長

 
 その前にけさの新聞各紙では多くが第二社会面に写真入りで掲載されていました。読売と毎日、産経は自社サイトにアップしていましたが、若干紙面より削られた記事になっていたので各紙の記事を打ち直しました。この記事内容をベースにしてこれからアップするディスカッションの詳細を比較してみると「己の業界のことを読者へどう伝えているか」が見えてくると思います。今日はここまで!


「新聞ヨム」シンポ:朝日新聞(4/7付)
 「新聞をヨム日」の6日、日本新聞協会は公開シンポジウム「もし、新聞がなくなったら〜混迷時代の座標軸」を都内で開いた。若い世代に新聞離れが進み、インターネットが普及した時代、新聞社に期待される役割について議論が交わされた。
 講演で作家の瀬戸内寂聴さんは「今、若い人や子どもが読むような新聞を作らなきゃだめですよ。若者にアピールしなくてはいけない」などと語った。
 パネルディスカッションでは、ヤフーの川邊健太郎・シニアプロデューサー、ノンフィクションライターの最相葉月さん、坂東真理子・昭和女子大学長、粕谷卓志・朝日新聞社編集担当らが出席。「ネットは膨大な情報の海。新聞の重要さの仕訳をする機能は大きい」といった意見が出された。
 (シンポジウムの詳しい内容は後日掲載します)

新聞のあり方考えるシンポジウムを開催:毎日新聞(4/7付)
 春の新聞週間が始まった6日、インターネット時代の新聞のあり方を考える公開シンポジウム「もし、新聞がなくなったら〜混迷時代の座標軸」(日本新聞協会主催、文化庁など後援)が東京都内で開かれ、395人が参加した。【写真付き】
 日本新聞協会会長の北村正任・毎日新聞社長が「新聞は厳しい状況におかれているが、文字・活字文化を支えるものとして、これにこだわりつづけてまいります」とあいさつした。
 作家の瀬戸内寂聴さんが「源氏物語千年紀」と題して基調講演。古典の世界を紹介しながら、新聞への期待なども織り交ぜ「文化を大切にしない国は滅びる」と語った。
 パネルディスカッションは橋場義之・上智大文学部新聞学科教授をコーディネーターに、「若い人の新聞離れ、インターネット時代の新聞の位置づけ」などを論じた。パネリストとして▽坂東眞理子・昭和女子大学長▽ノンフィクションライター、最相葉月氏▽川邊健太郎・ヤフーシニアプロデューサー▽粕谷卓志・朝日新聞社編集担当兼ゼネラルマネジャー兼東京本社編集局長−−が出席した。
 シンポジウムの詳細は11日に掲載します。

「若い世代が読む新聞を」シンポジウム寂聴さん講演:読売新聞(4/7付)
 春の新聞週間が6日スタートし、日本新聞協会は「新聞をヨム日」(4月6日)にちなみ、東京・一ツ橋の一橋記念講堂で「もし、新聞がなくなったら〜混迷時代の座標軸」と題した公開シンポジウムを開いた。冒頭、北村正任(まさとう)・日本新聞協会会長(毎日新聞社社長)は「世界で起きている飢餓やテロ、夢の科学技術から、ごく身近な街のドラマまで、森羅万象、喜怒哀楽が詰まっているのが新聞。そのすばらしさを改めて認識していただきたい」と約500人の参加者を前にあいさつした。
 続いて作家の瀬戸内寂聴さんが「源氏物語千年紀」と題して基調講演。瀬戸内さんは、源氏物語の魅力や活字文化の大切さに触れながら、「言葉は時代と共に変わるし、思想も変わっていく。昔はこうだったと知らせるのが活字。今後の日本を背負う若い世代に読んでもらえる新聞を作って欲しい」などと述べた。
 パネルディスカッションでは、橋場義之・上智大教授の司会で、4人のパネリストが新聞の役割について意見を交わした。坂東真理子・昭和女子大学長は「読者に信頼される新聞作りは当然だが、顔色をうかがってばかりでもだめで、バランス感覚を持って欲しい」と要望。川辺健太郎・ヤフーシニアプロデューサーは、「何が起こったという情報はネット上にあふれているが、背景の分析や解説は新聞を読まないと分からない」などと話した。
 (詳細は9日朝刊で掲載予定)


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posted by 今だけ委員長 at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年04月03日

「もし、新聞がなくなったら」シンポジウムに行ってきます!

 年度が替わり何かと慌ただしい日々。今だけ委員長も異動を命ぜられ、これまでの営業部門とは違った部署で新しいメンバーと1年間過ごすことになりました。

 さて、今月6日から「春の新聞週間」がはじまります。業界内だけが勝手に盛り上がって…と思われそうですが、PRやキャンペーンは必要なこと。ただ、何をPRしてターゲットに何を訴えるかが問題です。ただ「新聞読んで!」では猿でもできるわけですから。

  週間.JPG   招待状.JPG 
 キャッチコピーは「新聞習慣はじめる」。無購読者への購読促進を呼びかけにキャスターの小林麻央さん(確か昨年は真鍋かをりさん)をイメージキャラクターに起用。新聞を読む習慣はどうしたらつくのだろう?

【プレスリリース】
 日本新聞協会は4月6日を「新聞をヨム日」とし、6日から12日までの「春の新聞週間」に、全国各地でPR紙「HAPPY新聞」を配布するほか、街頭の大型テレビでCMを流すなどして新聞購読を呼び掛けるキャンペーンを展開する。
 今年は女優でキャスターの小林麻央さんをイメージキャラクターに起用。「麻央、新聞習慣はじめる。」をキャッチコピーに期間中、新聞販売所店頭などにポスターを掲示する。HAPPY新聞には小林麻央さんや作家のあさのあつこさんらのインタビュー記事などを掲載し、各地の大学構内や街頭などで配る。
 また7日には東京のJR有楽町駅前で「地域社会を支える新聞販売店」をテーマにしたパネル展示を実施し、一般紙やスポーツ紙の試読紙などを配布する。

 4月6日には新聞協会の主催で、現代における新聞の役割をあらためて考える公開シンポジウムが開催されます。
 パネルディスカッションではネット社会における新聞の存在意義について考え、活字離れが伝えられる若年層を新聞読者にどう取り込むか、混迷する時代において座標軸たるべき新聞の役割について討論―という内容なので、当日は会場へ行って(高速バスで…)ディスカッションを聞いてこようと思います。感想は後日アップしたいと思います。

新聞をヨム日 公開シンポジウム
「もし、新聞がなくなったら〜混迷時代の座標軸」

 コーディネーター
 橋場 義之氏(上智大学文学部新聞学科教授)
 パネリスト
 川邊健太郎氏(ヤフー株式会社シニアプロデューサー)
 最相 葉月氏(ノンフィクションライター)
 坂東眞理子氏(昭和女子大学学長)
 粕谷 卓志氏(朝日新聞社編集担当兼ゼネラルマネジャー兼東京本社編集局長)
posted by 今だけ委員長 at 20:03 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
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