2007年04月29日

休まない販売店 地域とのパイプを太くしようと必死です

 巷ではゴールデンウイーク。今回は9連休が最長なのでしょうか。

 私が住むマンションも閑散とし、1階の集合ポストに差し込んである新聞もいつもより少ないような気がします。先週、連休中の防犯対策が項目ごとに記された「富坂警察署防犯だより」が購読紙に折り込まれていて、“留守が分からないよう新聞などの配達を止めてもらいましょう”とありました。販売店からの(配達中止の)ファックス連絡表も折り込まれていましたが、配りっぱなしで済んでいた時代はすでに終わっているのです。

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 「配達件数が減るから楽じゃない?」と思われる方も多いかもしれませんが、いわゆる「配達の中間止め」は逆に配達スタッフが気を使い煩雑化するものです。読者との約束を守るのが商売の鉄則ですから、ミスをしないように受け持ち区域のチェックに余念がありません。読者から連絡が入っていなくとも数日間新聞がたまっていたら注意しているものです。  

 「こども110番」、「地域防犯活動店」、「ふれあい一声運動」などなど、販売店は安心・安全を前面に打ち出して、地域とのパイプを太くしようと必死です。高知新聞では県の民生児童委員と販売所が「県内における安全安心見守り活動」に関する協定を結び、カスタマーポリスの役割を担うなど先進的な取り組みも動き出しています。そこには発行本社の仕掛けもあるのですが、販売店が本当の意味で「地域の安心・安全」に寄与するためにはやはり人材なのです

 新聞業界はGWなど関係ありませんが、そんな配達スタッフに連休を与える(時期をずらして)ことが「拡材から人材へ」の第一歩かもしれません。労働条件を充実させていかないと優秀な人材はなかなか集まってこないというのは、誰もが思っていること。まずは店主さんの意識から・・・、いや発行本社販売局の「前例踏襲の考え」から変わっていかないと販売改革は進まないでしょう。

 そんなことを考えていたら読売新聞で申告漏れのニュースが。販売店の不始末で新聞社が迷惑するとよく愚痴られるのですが、逆の場合もあるものです。発行本社も販売店もきちんとしなくてはいけません。読者からすると同じなのですから。
 
posted by 今だけ委員長 at 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年04月28日

「文京つつじまつり」 文京区闊歩編

 文京区の弥生(1884年にこの地で貝塚の痕跡を発見。異なる時代の土器が発見され出土した地名とって弥生(土器)時代となった)地区の隣にある根津神社で開催している『文京つつじまつり』にも足を伸ばしてきました。
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 先週が見頃だったようですが、かなりの見物客で賑わってます。露店(佃煮の店が多い)もシルバー世代向けの肌着とか婦人靴を扱う店が軒を並べ長蛇の列に。
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 色とりどりのつつじは絶景です!

 今日はゆっくり文京区内を闊歩してみました。メタボ対策というか、運動不足も甚だしいので…
 都内を中心に午後から凄い雷雨に見舞われ早々に切り上げましたが、次はどのあたりを闊歩しようかなぁ。
posted by 今だけ委員長 at 22:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信

「団塊世代の象徴」東大安田講堂を闊歩

 いま住んでいる文京区を闊歩中。
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 東京大学キャンパスに立ち寄りました。正面入り口の赤門をくぐると正面に赤レンガ造りの安田講堂が見えてきます。「安田講堂」と聞くとピンとくる団塊世代の方が多いんじゃないかなぁ。
 1960年後半、第二次反安保闘争や全国の国立大学などで授業料の引き上げなどに反対する大学生らが全共闘に結集し、大学構内の建物をバリケードで占拠するなど武力闘争に展開し、大きな社会問題になったんです。1969年の1月18、19日にこの安田講堂を占拠していた全共闘と警視庁が封鎖解除を行った「東大安田講堂攻防戦」。
 「いちご白書をもう一度」(バンバン)をカラオケで歌うと「東大安田講堂事件」の映像が出てきますね。ヘルメットをかぶって講堂に立てこもり火炎瓶や投石で抵抗する学生に放水車で応戦する警察。白黒の映像がなんとも言えません。
 安田講堂は団塊世代(学生運動)の象徴として、いまもその存在感を示しています。
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 東大本郷キャンパス内のもうひとつの名所は「三四郎池」。
江戸時代は加賀藩の庭園の一部で、育徳園心字池というのが正式名称のようです。その後、明治時代に東京帝大(東大の前身)が所有し、夏目漱石の小説「三四郎」にちなんで三四郎池と呼ばれるようになったんですね。
posted by 今だけ委員長 at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信

GW初日は「根津神社」のつつじ

 文京区にある根津神社で開催されている『文京つつじまつり』にきてます。
 先週が見頃だったようですが、かなりの見物客で賑わってます。露店(佃煮の店が多い)もシルバー世代向けの肌着とか婦人靴を扱う店が軒を並べ長蛇の列に。
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 イーグルス戦も気になりますが、今日はゆっくり文京区内を散策してみます。
posted by 今だけ委員長 at 14:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信

新聞では書かない問題を機関紙で宣伝する

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機関紙と宣伝 4月号
著者 日本機関紙協会  510円(年間購読料6,920円)

 日本機関紙協会が発行する「機関紙と宣伝」4月号に310日に開かれたシンポジウム「国民投票案のカラクリーカネで変えられていいの」(日本マスコミ文化情報労組会議・日本ジャーナリスト会議・マスコミ関連九条の会・自由法曹団の共催)での講演内容が特集されています。その中で、弁護士の坂本修氏が国民投票法案の問題点を分かりやすく解説しているので、新聞紙面だけでは分かりづらいという方にはぜひお勧めします。

 国民投票法案は412日に衆議院の憲法調査特別委員会で、民主党提出修正案が否決され、与党提出修正案が与党の賛成多数で可決され、翌13日に衆議院本会議で可決。現在、参議院で議論されていますが、昨年5月に「国民投票法案」の与党案と民主党案が上程され、坂本氏はパネルディスカッションに参加した自民党の船田氏と民主党の枝野氏の話を聞いて驚いたそうです。
 「与党案と民主党案はよく似ていると言われるが、それはもっともです。これは内閣法制局の同じ人に作ってもらったからです」と平然と述べたそうです。坂本氏ら自由法曹団はかねてから国民投票法案には「改憲のための手続き法」として反対を表明でしたが、それが単なる手続法ではなく、中身がいかに危険であるかを国民に伝えなければと述べています。中でも有料コマーシャルの問題について言及。「有料コマーシャルの自由栄えて憲法滅ぶ」と言い、有料コマーシャルによって国民の意思が歪められ(マインドコントロールされ)、主権者国民が自分で決めるのだという憲法96条の根幹が危ぶまれる問題だと指摘。有料コマーシャルの野放し自由化には断固反対と述べています。

 そのシンポジウム(310日)の議論では不完全燃焼だった? 続きを読む
posted by 今だけ委員長 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介

2007年04月27日

職場からのメッセージ

今週末からゴールデンウイーク。
昨年10月から休職して東京住まいをしてから、仙台に帰省したのはまだ数えるくらい。結構スケジュールだけは埋まってしまいGWは帰れそうにありません。

先日、職場の同僚からメッセージが送られてきました。
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「早く帰ってきてぇ〜」という内容にポロリ…
職場を離れてから気持ちを切り替えてこちらでの仕事に専念しようとあえて連絡を控えてきたのですが、やっぱり嬉しいものですね。職場の仲間と「つながり」が継続されているという安心感とその心遣い。どうもありがとう。さっそく電話連絡してみます。
東京での生活も残すところ3カ月。やり残した課題はまだまだあるのですが、残された期間で悔いなく仕事に打ち込んで行こうと思います。
posted by 今だけ委員長 at 08:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信

2007年04月23日

住みやすい街を創るために投票権を行使しよう

 統一地方選も佳境に入ってきました。
 長崎市の故伊藤一長(いっちょう)市長が選挙戦の最中に銃弾に倒れるという痛ましい事件もありましたが、大切なのは僕たち有権者がもっと選挙に意識を持つということ。自分たちが納めた税金を執行し、生活しやすい街づくりの実現のために議員の皆さんを選ぶんですから、じっくりマニフェストを読んで「自分の権利」を有効に使いましょう。その前に投票に行かなきゃダメですけどね。

 僕は東京在住が1年未満ということもあり、住民票を移していないので投票権が無かったのですが、過日の都知事選の結果(石原氏への投票総数2,811,486票)を見て「都民の皆さんの判断基準はなんだろう?」と首を傾げてしまいました。浅野史郎さんももっと頑張れるかなぁと思いましたが16,943,323票と伸び悩み。出遅れたというか、江戸っ子の固定票にはかなわなかったのでしょうねぇ。

で、「都民の皆さんの判断基準は難なんだろう?」と疑問を持った背景には、石原氏の四男の作品が展示してあるという話題のトーキョーワンダーサイトと2016年のオリンピック(東京開催は無理でしょうが)候補地を現場取材してきたからなんです。
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 トーキョーワンダーサイトは都内に3箇所あるのですが、僕は本郷(文京区)と渋谷(渋谷区)に行ってきました。本郷の方はガラガラで1週間後に再訪問したんですけど記帳を見ると僕の後に8名しか入っていない。1週間で…。
 芸術には税金は惜しまないのでしょうか都民の皆さんは?
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 東京が2016年のオリンピックに立候補しているのは周知のとおりですが、借金王国なのにジャパンマネーをばら撒いて誘致するのは止めてもらいたいですね。そのメインスタジアム予定地(中央区晴海)、選手村予定地(江東区有明)を建設し、現在の築地市場(中央区)をメディアセンターとして報道関係者の宿泊施設を建てる予定だとか。交通アクセスも不便なので、道路拡張なんかもされるんでしょう。建設業の方は潤うのかもしれませんが、その後どうすんの?という思いが募ります。

 宮城県でもサッカーワールドカップの誘致を目的にしてアクセスの悪い利府町に大きなスタジアムを建てましたが、維持費で年間数億円かかるとか。無駄が金を生むシステムはもうやめましょう。そのような行政の問題点を新聞が報じてくれて、僕らが選挙で問題を解決してくれる(くれそうな)候補者に1票を投じるという権利を諦めないで行使しましょう。
posted by 今だけ委員長 at 06:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信

2007年04月22日

「季節感って・・・」 仙台人だから思うこと

 今年ほど「異常気象」を実感した年はありませんでしたねぇ。東京に住んでいることもあるのですが、雪を見たのは先月山形へ行ったときに新幹線「つばさ」の車中から見た積雪1回だけ。仙台から持ってきたウールのコートなんか1回も着ないまま里帰り?することになりそうです。

 「地球温暖化現象」については、もっと真剣に考えなければと思いますね。アメリカの元副大統領のアル・ゴア氏が、自らのドキュメンタリー「不都合な真実」の広報として今年1月に来日した時は、結構メディアも取り上げたのですが今はどうでしょう? 「地球規模の問題なんて僕らの生活に関係ない」そんなところでしょうか。
 科学技術の進歩で便利な暮らしを送れるようになった半面、季節感のない暮らしもこれから強いられるかもしれませんね。自然の力にはかないません。
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 今日のランチは自宅近くの中華屋さんで、今年初の冷やし中華を食べました。まだ4月なのにと思いながら、やっぱり仙台人ですから冷やし中華食べないとねぇ。そう言えば食べ物も季節感というか“節のもの”という感覚がなくなっているような気がするなぁ。四季がハッキリしている仙台。そこで育った僕はそう思うのです。
posted by 今だけ委員長 at 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | こせきかつや通信

2007年04月18日

20XX年「eプラットフォーム」によってネットとメディアの融合が加速する

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ネット時代 10年後、新聞とテレビはこうなる
著者 藤原 治(朝日新聞社)1,470

 元電通研の藤原治氏は20051010日の「新聞週間特集 読売メディア・フォーラム『新聞の新たなる挑戦』」(読売新聞主催)での講演で、「紙を前提としない新聞社の経営」を力強く語った。その講演後に書籍発行が企画され2007228日にこの本は発行されたそうだ。

 2011724日に移行されるテレビ地上波の完全デジタル化でネットとメディアの融合が加速する。20XX年、日本のメディアはすべてネット上の仮想空間「eプラットフォーム」に吸収され、新聞社は既存のビジネスモデル(「紙」部数と広告)というメディアでは生き残れず、ジャーナリズムというコンテンツ事業へと経営の舵を切らなければならないのか…。これまでの新聞経営の発想を揺るがすセンセーショナルな切り口は、ネット世代の若者には当然のことなのだろう。

 筆者はこれからの新聞産業はこうなると言い切る(じゃどうするのという回答は全くないが)。eプラットフォームによって従来の新聞はメディアの正確を放棄し、新しいメディアであるeプラットフォームの「ツール」化するのである。紙で見たければプリントアウトし手紙で見ればいいし、そうしなくてもパソコン上で見てもいいということになる。

 新聞は今後・・・

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posted by 今だけ委員長 at 22:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介
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