2005年08月31日

マスコミと広告の関わりを詳細にまとめた入門編!

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21世紀のマスコミ「広告」−広告は市民とマスコミの敵か味方か−
著者 桂敬一・服部孝章・須藤春夫・伊藤洋子(大月書店)2,310円

「21世紀のマスコミ」(全5巻)シリーズの中で、一番読み応えがあった1冊。高度消費社会において「無駄が金を創り出すシステム」に広告は加担しているのかを追及している。
新聞には欠かせなくなった折り込みチラシ広告によって、新聞販売店の経営が成り立っていることにも言及している。広告の社会性、表現力と多岐にわたる解説でまとめられているが、ネット広告(バナー広告)についても触れているが、ここまでネットビジネスが普及しようとは筆者も予想できなかったのだろう。
posted by 今だけ委員長 at 20:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介

報道の自由あれどマスコミの責任も問う一冊!

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無責任なマスメディア−権力介入の危機と報道被害−
著者 浅野健一・山口正紀(現代人文社)1,854円

浅野健一氏は2回ほど講演依頼をして快く来て頂きました。酒も強く、3次会までお付き合いしていただき、熱い議論を交わしていただける方です。
報道被害について常にマスコミの権力を監視する様は、一般市民の側に立った視点を忘れない元共同通信社の記者魂!
東北のブロック紙といわれる新聞社の4代目も彼の部下だったとか…。
posted by 今だけ委員長 at 02:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介

2005年08月30日

どうした朝日新聞社!長野総局記者(28歳)が取材メモ捏造

先日のNHK問題に関するお粗末な結末といい、なんか最近の朝日がおかしい?
新聞社が記事の扱いの大小を操作することよって世論を形成する手法は、これまでも行われてきたのだろうが、取材もせずに記事をでっち上げるとは『これまで新聞社が言い続けている社会の公器とは言えない』だろう。
新聞各社が広告収入の落ち込みからリストラを余儀なくされている昨今、取材記者の教育、記事のチェック機能(最近誤字脱字も多い)までもが「いい加減になっている」としか言いようがない。

上智大学の田島泰彦教授は「構造的問題」と指摘する。
「今回の行為はでっち上げであり、メディアの倫理を持ち出すまでもない。朝日新聞は懲戒解雇という厳しい処分で臨んでいるが、なぜ記者が功名心からそこまでしてしまうのか、でっち上げでも許される雰囲気や構造的な問題はなかったか、この問題の背景を掘り下げて検証すべきだ。その点をはっきりさせないうちに個人の資質の問題で終わらせてしまうと、また同じようなことが起こる。政治面の記事でこういうことが起きたというのも気になるところで、権力と対峙するというジャーナリズムの本質的な姿勢を貫いているのかどうか、朝日新聞は自らに問う必要があるだろう」

他の新聞社も胸に手を当てて検証しなければならないと感じる。

【関連記事】
YOMIURIONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050829i117.htm

posted by 今だけ委員長 at 10:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2005年08月29日

斎藤茂男さんの追悼集会をまとめた1冊!

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メディアの内と外−ジャーナリストと市民の壁を超えて−
著者 筑紫哲也・大谷昭宏・原 寿雄(岩波ブックレット)462円

 この3氏の講演を聞いたことがあり「なるほどな〜」と感心させられたこともありましたが、最近の「ニュース23」や大谷氏のエンタメ系コメントにはガッカリさせられる感も…。「黒田ジャーナル」は、今だけ委員長も1回だけ飲む機会があり「あの読売にいながら訴え続けた黒田さんの意気込み」を感じさせられた素晴らしい方だと思っている。その意味でも「大谷さん番組選んでね〜」っていう感じですか。
posted by 今だけ委員長 at 22:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介

2005年08月28日

活字離れではなく新聞離れ!新聞が読者から離れていったことを警告

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新聞が消えた日−2010年へのカウントダウン−
著者 新聞労連編(現代人文社)1,260円

新聞労連産業政策委員会が3年の歳月を掛けて創りあげた一冊。新聞販売・広告・これからの地方紙・ジャーナリズム・ネットとの関係―など本音と建前が右往左往する業界にあって、今までにない切り口で書かれた未来予想図!
新聞業界に働いている労働者がパラドックスに描いた本書の指摘を企業内労働組合がどこまで実践できるか…
posted by 今だけ委員長 at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介

2005年08月27日

アレだけ騒いだ「朝日新聞とNHK問題」の意外な結末?

朝日新聞社が『社内資料流出認め謝罪』
あれだけマスコミで騒ぎ立てた慰安婦番組問題で浮上した朝日vsNHKのバトル!興味をもたれた方も多かったのでは?
どんな決着をつけるのだろうと注視していたら、落としどころは「朝日側のスタンドプレー」だったという結論。謝罪文の受け取りを自民党が拒否するなど言論機関としてなんとも歯切れの悪い結末を迎えたこの問題に渇!

マスコミ同士の喧嘩は大抵こんなもんですか…。市民は呆れるばかりです。

関連ニュース
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050825i514.htm
http://www.asahi.com/national/update/0826/TKY200508250384.html
posted by 今だけ委員長 at 14:48 | Comment(1) | TrackBack(2) | 日記

新聞販売労働者であった著者が業界問題を赤裸々に糾弾!

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新聞幻想論
著者 サワダオサム(ニュースマーケティング研究所)2,000円

1960年に上京し「食うと寝るに困らない」といわれた新聞販売店の門を叩き、「新聞屋かて人間なんや!」を信念に新聞社と闘い続けた著者が、販売問題を通じて見えてきた言論機関の恥部を自費出版でまとめた。
posted by 今だけ委員長 at 13:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介

ブログをやらにゃいかんと思わせた一冊!

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ネットは新聞を殺すのか―変貌するマスメディア―
著者 青木日照+湯川鶴章(NTT出版)1,575円

湯川鶴章氏の講演を聞く機会があり、その事前準備にと買い求めた。新聞がヤフーなどネット企業の傘下に入ってしまうのか…。
posted by 今だけ委員長 at 03:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介

ブログデビューです!皆さまヨロシク。

何とか設定を終え、マイ・ブログを立ち上げました。
新聞業界に働いているので、少々お堅いテーマではありますが、身近なネタを分かりやすくそして「オモシロク」記して行きたいと思います。
posted by 今だけ委員長 at 03:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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