2017年04月28日

「河北かわら版」12号を発行しました

 魂のこもった温かみある新聞つくる
 〜河北新報社・新入社員11名が配達研修〜

 この春河北新報社へ入社した新入社員11人が5日、河北仙販五橋支店(阿部司支店長)で配達研修に取り組みました。
 河北新報社では新聞制作だけではなく、取材現場から新聞が読者の手に届くまでの作業内容を社員に理解させることを目的に、印刷部門や販売店での配達や営業を実体験する研修を行っています。
 初めて新聞配達をする方がほとんどでしたが、不配もなくしっかりお客さまと約束した時間と場所へ届けてもらいました。これからさまざまな経験を積み、新聞社員として報道や営業の第一線で活躍されることでしょう。彼らの署名記事を河北新報から探すことも楽しみのひとつとなりました。
※研修を終えて感想を書いていただきました。(敬称略)

岩田 裕貴/編集局報道部
 河北仙販の五橋支店での配達研修で、私は霊屋下の復興公営住宅を担当させて頂いた。約30部配る途中、新聞受けに河北新報のシールを貼っている家を見て、                
眠気も覚めた。明かりがついている家もあり、読者といっても一人一人の生活があるのだと改めて感じた。何のために、誰のために書くのか、生きるのかがぶれないように、もっと多くの読者と出会いたいと思う。

八巻 愛知/編集局報道部
4月とはいえ、まだまだ寒さの厳しい午前4時前、販売店に届けられた新聞にチラシを折り込む作業が始まった。目にも止まらぬスピードで作業が進められ、30分足らずで配送が始まる。一連の流れを見せていただき、配達も手伝わせていただいた。普段の配達員の方々に比べればほんの微量ではあるが、間違ってはいけない緊張感、少しでも早く届けなければならない責任感などをこの身で感じ、大変貴重な経験ができた。我々記者は、このような販売店や配達員の方々がいてくださるおかげで、新聞システムが成り立っていることを胸に刻まなければならないと感じた。

佐藤 駿伍/編集局報道部
早朝、販売所の方々によって手早く広告が挟み込まれた新聞22部を預かり、配達へと向かった。私が担当したマンションは複雑な構造で、何度か迷いつつも、配達先一覧を見ながら何とか配り終えた。今回の研修で、普段私が担当した何倍もの部数を素早く、正確に配達する配達員の方々の凄さと、新聞を届けた先にいる読み手の存在を改めて実感した。4月からは記者として新聞作りに携わる。多くの人たちによって支えられて新聞が成り立っていることを忘れず、その一員としての責任感を持って職務に励みたい。

岡田 芽依/編集局報道部
早朝3時半、身震いするほど冷たい風の中、新聞を配達するために、あるマンションを訪れた。複雑な構造のマンションで、事前に渡された部屋の図面を見ながらでないと、迷子になってしまう。絶対にミスをしてはいけない。念入りに配達先一覧表をチェックし、ポストに新聞を差し入れた。
エレベーターも使えないので、階段を何度も登り降りした。約20部配達しただけで、へとへとになった。しかし、他の配達員の方は1人でもっと多くの部数を配っていると聞き、驚いた。雨の日も雪の日も、どんな時でも決められた時間に必ず届けるということが、どれだけ大変かを痛感した。
新聞は斜陽産業である。もちろん、ネットなどの新興メディアに比べれば、速報性には欠ける。しかし、一つ一つ丁寧に作られ、手作業で届けられる新聞は、他のメディアにはない魂のこもった温かみのあるメディアだと感じた。
新聞は記者だけでなく、営業、技術、印刷、販売といった多くの人の苦労があってこそ成り立つものだ。4月から記者として働く。記事を書いて終わりではなく、その先の人々にも思いを馳せながら、仕事に全力で取り組んでいきたい。

加地 紗弥香/編集局報道部
 午前3時40分、印刷工場から朝刊を積んだトラックが到着。販売所の空気が変わった。荷下ろしは、小走りで。みるみるうちに作業台に朝刊の山ができた。1秒に2、3紙のペースで広告が折り込まれ、バイクに積まれていく。流れるような作業に、一切の無駄がない。作業動線を邪魔していないか、ひやひやした。
 毎朝新聞が届くという「当たり前」の裏に、日が昇らないうちから働く、たくさん人の手がある。一秒も無駄にしない販売所の方達を見て、身が引き締まった。

北村 早智里/編集局報道部
午前3時集合――。最初は「ついに来てしまった」と思っていた配達研修でしたが、終わった時には爽快感でいっぱいでした。
 新聞配達は、早朝からの大変な仕事、というイメージを持っていました。実際、まだ暗いうちから時間に追われて仕事をしている姿を拝見して、販売店や配達員の皆さんに感謝しながら、「届けたい」と思ってもらえるような紙面を作ることが、私たち記者の務めであることを、深く自覚しました。
 同時に、こんなに清々しい気持ちになれる仕事はそうないな、とも感じました。配達を終えたときに、不意に目にした朝日がとても美しく、心が洗われるような体験をしました。私も定年退職をして、体が元気であれば、配達をやってみたい。思いがけず、新聞配達の魅力に気が付いた研修でした。

若生 有吾/販売局販売部
毎日当然のように届く新聞は、多くの人が考えるような記者だけが作っているものではないことを実感した。それだけに、新聞社と言えば記者という一般的な考え方はもったいないと思う。
4月から販売部員として働くにあたり、多くの人に新聞は1人で作られているのではなく、販売店の皆様をはじめとした新聞社員全員で作られていることを周知させながら、読者増に貢献したい。

鴨 史哉/営業局営業部
今回の配達研修を通して、新聞を届ける仕事を具体的に知ることができたと共に、新聞は作って終わりではなく読者に届くことで初めて意味があると改めて感じた。1軒1軒ごとに違う、チラシなしや土日だけの投函など要望にもきめ細やかに対応しており、その努力が読者の獲得や満足に繋がっていると感じた。今回学んだ事を今後の仕事に活かし、読者がより満足してもらえる新聞づくりを部署の垣根を超え一丸となってやっていきたいと思う。

香川 真菜/営業局営業部
新聞という一つのものに、多くの人の努力と思いやりがつまっていることを今回の研修で強く感じました。
まずトラックが到着し、そこから始まった作業のスピードに圧倒されました。次々運ばれる新聞、リズム良く挟まれるチラシ、黙々と動き続けるスタッフの皆さんの手。1分1秒も無駄にしないという思いがすべての動作から伝わってきました。
配達を実際にやってみて、想像以上の緊張感が求められることを驚くとともに、新聞一つ一つをお客様の生活の中に届ける達成感も強く感じました。時間や曜日、チラシの有無など、お客様一人一人の要望に応える大切さも教えてもらい、毎日このように届けてもらうことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今回の貴重な経験で感じた思いを心に留めて、より一層責任感を持って自身の仕事に取り組んでいきたいと思います。

日下 祥吾/技術局システムグループ
 私は公営住宅を担当し、配達を行った。朝の4時半、住宅の灯りも少なく、ポストに新聞を入れるまで2度、3度と確認をした。棟によってはエレベーターが無く、階段で駆け上がり配り周った。気が付けば配達を始めたころは震えていた身体から、湯気が立っていた。
 配達している中、朝刊を楽しみにしている読者のために、素早く確実に配達するためには体力と集中力が求められることが分かり、配達員がいかに大変なことかを思い知った。そして、記者や営業、印刷など新聞製作に関わる全ての人の思いを背負っている重要な存在なのだと気が付いた。新聞は決して1人では製作できない。そのことを忘れずに、日々感謝の気持ちを持ちながらこれから仕事に励んでいきたい。

高松 耕平/技術局制作グループ  
配達実習では私は川内の公務員宿舎を担当しました。新聞を届けるために、薄暗い階段を5階まで登っていき、投函する。届ける部屋に間違いがないかどうか、何度も確認しながら配達し、予想以上に緊張感の必要な作業だと感じました。配達の前、「足音を立てないように、投函するときは音が鳴らないように、正しい向きで受け取っていただけるように」と教えていただき、配達員さんの気配りと責任感によって読者に新聞が届けられているんだと実感しました。この研修で学んだ責任感を忘れず、励んでいこうと思います。
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2016年11月09日

【一部公開】今だけ委員長が歩んできた新聞界の25年間(2014年〜2015年)を年表にまとめてみました

 昨年6月29日の書き込みから「一時休止」している小ブログ(非公開で書き続けています)ですが、とある方から「新聞業界の最近の動きを知らせてほしい」との連絡を受けました。
 2014年4月に1990年から2013年までの新聞業界の動きを「年表」にまとめたものの続編として、2014〜15年の2年分をアップ(再開ではなく一部公開)することにしました。個人的な備忘録として新聞界の中でも「販売・流通・ネット・東北」を軸にまとめたものです。

2014年
1・1 1部売り定価改定=毎日新聞140円(10円上げ)、東奥日報130円(30円上げ)夕刊60円(10円上げ)。中部経済新聞社が月決め定価を3,000円から3,300円に改定、1部売り140円(20円上げ)
1・14 日本経済新聞社は、日経電子版などの読者管理に使っている認証システム「日経ID」と、日経BPの同様のシステム「日経BPパスポート」を統合すると発表した。春から順次、日経IDに一本化する
2・1 1部売り定価改定=北海道新聞140円(10円上げ)、デーリー東北110円(10円上げ)、長野日報110円(10円上げ)
2・3 毎日新聞社は、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)を発行するダウ・ジョーンズ社と、編集、印刷、デジタルなどの分野で包括提携することで合意したと発表
2・21 茨城新聞社は、経営再建のため会社分割方式により、新聞発行を引き継ぐ新会社と債務を整理する旧社に分離することを決めた。11年に負債を抱える印刷子会社、茨城プレスセンターを吸収合併したことで、業績が悪化していた。会社分割は4月1日付▼公正取引委員会による著作
物再販制度の弾力的運用に関するヒアリングが開かれ、新聞協会販売委員会の下林光夫(毎日東京)、前田昌彦(東京)両副委員長が出席した
3・1 河北新報社は、ニュースサイト「コルネット」やSNS「ふらっと」を統合、刷新し、無料のデジタルサービス「河北新報オンライン」を開始した▼岐阜新聞社が有料電子版を開始した。本紙購読者は月300円(税別)、県外在住者は同3,062円
3・11 岩手日報社は、東日本大震災時の支援の感謝の気持ちを伝える特別号外1万7600部を、東京、横浜、名古屋、新潟、京都、神戸の全国6都市で配布した
4・1 消費税率引き上げに伴い、新聞各社が購読料を改定した。多くの新聞社が増税分を転嫁した▼15段から12段へ=京都、中部経済(山陽は14日付から)▼愛媛新聞社が印刷部門を別会社化した
4・8 毎日新聞社は、東京本社1階に「毎日メディアカフェ」を開設した
4・17 朝日新聞社は、大学教育向け新聞記事活用サービス「朝日新聞デジタルforアカデミー」トライアル版の東洋大への提供を始めた
5・29 デーリー東北が1ページ15段を12段へ変更した
6・6 新聞協会の白石興二郎会長が「文字・活字文化と国民のくらしを考える緊急集会」に出席し、消費税率を10%に引き上げる際は新聞、出版物に5%の軽減税率を適用するよう求めた
6・10 東奥日報社は、購読者向け無料デジタルサービス「東奥日報タブスマ」を始めた。利用登録した上で、スマートフォンなどで閲覧用のアプリをダウンロードすると、朝夕刊の紙面イメージが無料で配信される
7・9 愛媛新聞社などが主催する「全国新聞販売フォーラム2014松山」が松山市で開かれ、新聞販売関係者約550人が出席した。
7・17 特定秘密保護法の運用ルールを議論する「情報保全諮問会議」(座長:渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長)は、特定秘密の指定・解除に関する運用基準と政令の政府素案を提示した。同法22条「国民の知る権利の保障に資する報道又は取材の自由を十分に考慮しなければならない」を順守すると明記した
7・20 元日本新聞協会副会長で河北新報社社主の一力一夫氏が死去した。88歳
9・6 ジャーナリスト・池上彰氏の連載コラム掲載を一時見合わせたことに関し、朝日新聞社は朝刊で市川速水東京本社報道局長(当時)が経緯を説明。読者に対し「多様な言論を大切にする朝日新聞として間違った判断であり、読者の本紙に対する信頼を損なう結果になった」と謝罪した。
9・11 朝日新聞社の木村伊量社長は記者会見を開き、東京電力福島第一原発事故の政府事故調が非公表で作成していた吉田昌郎元所長(故人)の聴取記録(吉田調書)について、5月20日付朝刊で報じた記事を取り消し、読者と東京電力の関係者に謝罪した。慰安婦報道についても、「誤った記事を掲載し、訂正が遅きに失したことについて読者におわびする」と述べた。
10・20 東奥日報社は、1ページ15段制を12段制に変更した
11・14 朝日新聞社は臨時取締役会で、木村伊量社長が東京電力福島第一原発事故をめぐる「吉田調書」の記事や従軍慰安婦報道の取り消しなど一連の事態の責任を取って辞任した。後任は渡辺雅隆取締役。
12・4 読売新聞東京本社と産経新聞社は、東北地方に配達する産経本紙などを、建設中の読売仙台工場(宮城県黒川郡大和町)で2015年3月から印刷することで合意した。印刷の受委託に合わせ、共同輸送も検討する

2015年
1・26 毎日新聞社は、出版事業を分社化し、4月1日付で全額出資の事業子会社「毎日新聞出版」を設立すると発表した。資本金は1千万円。「サンデー毎日」などの雑誌や書籍の発行を新聞社が受け継ぐ
2・13 中国新聞社は、夕刊を4月30日付で休刊するとともに、新媒体「中国新聞SELECT(セレクト)」を創刊すると発表した。朝刊とセレクトのセット価格は税込み4,030円。セレクトは5月1日創刊で、海外や経済ニュースを中心に解説記事を掲載するほか、各地の地方紙の企画特集を紹介するページなどを盛り込む。ブランケット版16ページフルカラーで、月曜を除く週6日、朝刊と併せて配達する
2・20 毎日、長崎、南日本の3社は、毎日新聞鳥栖工場(運営・毎日新聞九州センター)で印刷している毎日本紙の朝刊のうち6万8500部の受託印刷で基本合意したと発表した。今秋の印刷開始を目指す
2・25 読売新聞東京本社と河北新報社は、災害などで新聞印刷ができなくなった場合、代行印刷する相互援助協定を締結した。発効は3月1日。東日本大震災で読売の旧仙台工場(仙台市宮城野区)が被災したため、両社は印刷受委託契約を締結し、2012年3月から河北新報印刷センター(仙台市泉区)で読売朝刊の一部を印刷していた
3・11 岩手日報社、河北新報社、福島民報社は、東日本大震災被災地の現状を伝える8ページの特別紙面を合同で発行した。3社で展開する「スマイルとうほくプロジェクト」の一環で、3年連続の取り組み。各紙が同日付朝刊に折り込んだほか、東京・渋谷駅前などの街頭でも配布した
4・1 1部売り定価改定=中国新聞140円(10円上げ)
5・18 沖縄タイムス社と琉球新報社は、新聞、別刷り媒体、折り込みチラシなどの商品の共同配達を始めた。対象は沖縄本島北部地区の販売所。業務の効率化、配達時間の安定化により読者へのサービスを向上させる
6・1 毎日新聞社は、電子新聞サービス「デジタル毎日」を開始。ニュースサイトを原則有料化し、記事閲読にメーター制を導入した
6・3 新聞協会の白石興二郎会長(読売グループ本社代表取締役社長)は、活字議員連盟などが開いた会合で、2017年の消費税率を10%に引き上げる際には新聞をはじめとする出版物に5%の軽減税率を適用するよう求めた
6・10 新聞協会は、特定商取引法の見直しを検討する内閣府消費者委員会・特定商取引法専門調査会のヒアリングに出席し、訪問販売や電話勧誘など不招請勧誘の禁止に反対した
6・22 新聞協会販売委員会は、10日に行われた消費者委・専門調査会のヒアリングで、発言者に対する委員の対応が不適切だったとして、山口俊一内閣府特命担当大臣宛に抗議文を提出した
7・2 新聞協会は、自民党内閣部会・消費者問題調査会の合同会議による特定商取引法見直しに関するヒアリングに出席し、健全な事業者への過剰規制には強く反対するとの意見を表明した
7・22 日本経済新聞社は、英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を発行するFTグループを親会社の英ピアソンから8億4400ポンド(約1,600億円)で買収すると発表した。FTの全株式を取得する。両社の顧客基盤を活用して、グローバルな情報とデジタル戦略を強化するのが狙い。日本のメディア企業による海外企業買収としては過去最大規模だという
8・19 定価改定=デーリー東北新聞社月決め2,900円(225円上げ)1部売り120円(10円上げ)。9月1日から。月決め購読料値上げは1997年4月以来18年ぶり
9・3 長崎新聞社は、配達員2,285人が新聞を届ける様子をGPSデータから視覚化した企画「The Way長崎新聞配達ルートデータMAP化プロジェクト」を展開した。別刷り特集を発行したほか、特設サイトで動画を公開した
10・15 第68回新聞大会が大阪市で開かれ、新聞協会会員社幹部ら522人が参加した。いかなる圧力にも毅然たる態度で臨み、国民の知る権利に応えていくことを誓う大会決議を採択。新聞への軽減税率適用を求める特別決議を3年連続で採択した
10・28 自民党新聞販売懇話会の羽生雄哉会長は、同党税制調査会の宮沢洋一会長と党本部で会い、2017年4月の消費税引き上げの際、新聞に軽減税率を適用するよう求める要望書を提出した
12・1コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」に、朝日、毎日、産経、サンスポ、報知、日刊スポ、スポニチ、時事など24のメディアがニュース配信を始めた。1日に2回提供。1回につきメディアが配信できる記事は8本で、何を提供するかはメディアが選ぶ
12・7 政府は、徳島県那賀町で、新聞販売店を拠点として無人飛行機(ドローン)を活用した宅配を行う実証実験を2016年2月に行うことを明らかにした。国交省、徳島県、那賀町と、新聞販売所スタッフによる高齢者サービスを支援するMIKAWAYA21(東京都港区)が連携する
12・16 与党税制改革大綱の決定を受け、新聞協会の白石興二郎会長(読売)は談話を発表した。定期購読で週2回以上発行の新聞に8%の軽減税率が適用される点について、「公共財としての新聞の役割が認められた」として評価する一方、知識課税強化に反対する観点から、「引き続き検討」とされた書籍・雑誌を軽減税率の対象に含めるよう求めた
12・18 新聞用紙を中心とする用紙メーカーの讃州製紙(高松市)は、事業からの撤退を発表した。11月には大阪製紙(大阪市)も洋紙事業からの撤退を発表しており、国内で新聞用紙を製造するのは7社となる。両社の新聞用紙シェアは計2.8%(14年)だった
(資料:日本新聞協会六十年史、新聞研究)
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2016年03月30日

河北かわら版(第11号)を発行しました

 河北仙販五橋支店が担当するエリアへけさの河北新報と一緒に「河北かわら版・第11号」を折り込みました。
私事ですが、4月の定期異動で五橋支店を離れることになりました。多くの皆さまにご支援とご協力をいただき、感謝申し上げます。これからも当社そして五橋支店をご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。

責任の重さ 決して忘れず
河北新報社新入社員10人が配達実習で汗流す
 去る3月18日、河北新報社へ入社予定の10人が新聞配達実習に来られました。同社では新聞に携わる業務内容を社員に理解させることを目的に、印刷部門や販売店での配達や営業の研修を行っています。
 早朝3時30分、五橋支店に集合した10人は緊張した面持ちで支店長から配達エリアや注意点などの説明を受け、4グループに別れて配達作業を行いました。
初めて新聞配達をされる方がほとんどでしたが、不配もなくしっかりお客さまと約束した時間と場所へ届けていただきました。
 4月からさまざまな経験を積み、新聞記者として、広告営業マンとして活躍されることでしょう。彼らの署名記事を紙面から探すことが楽しみのひとつになりました。
  ◇
※研修を終えて感想を書いていただきました。(敬称略)
▽吉川 ルノ(編集)
 配達実習では逓送の仕事を体験した。逓送は配達員が販売店へ新聞を取りに戻る手間を省くために、決められた時間、場所へ束になった新聞を車から降ろして回るという、気の利いた役目だ。車の特性を活かして青葉山の砂利道の先の一軒家へ配達したり、配達時刻の要望を持つ家も回った。
 数十万部のうちの一部にまで行き届いたきめ細かさに感心し、私も読者一人一人へ届けるという姿勢を忘れずに4月から仕事に取り組んでいきたいと気持ちが引き締まった。
▽鈴木 俊平(編集)
 午前4時半、寝静まった公営住宅の階段を新聞片手にのぼった。河北新報や全国紙を配達するため、届け先を何度も確認する作業は緊張感があった。
 ある棟には、河北新報と石巻のローカル紙を購読している方がいた。読者の「顔」を想像しながら配達を続けた。情報を届けるのは記者だけでは成り立たない。営業、印刷、配達。多くの人が想いを共有し、仕事に真摯に取り組むことで充実した紙面ができる。肝に銘じ、4月から駆け抜けたい。
▽茂木 直人(編集)
 初めての新聞配達は想像以上に大変なものだった。3人で川内公務員住宅に向かい、46部配った。部屋番号や新聞の種類を間違えないよう、ポストに投函する際には何度も確認した。肉体的疲労はもちろん、それ以上に精神的疲労が大きかった。研修では3人で46部の配達だったが、通常は一人平均120部配るという。配達員の方々の日頃の苦労を思い知った。
 私は4月から記者として働く。多くの人の支えがあることを忘れず、報道という責任ある仕事をまっとうしていきたい。
▽江川 史織(編集)
 今回の新聞配達実習で私は高層タワーマンション1棟を担当した。まだ外は暗く静まり返った建物の中、上層階からエレベーターで1階ずつ下りながら一軒一軒ミスや遅れのないよう新聞を配っていく作業は想像以上に体力と集中力を要するものだった。4月からは編集局の一員として新聞制作に携わっていくことになるが、配達の日々の苦労があってこそ読者の皆様にお届けできることを忘れずに仕事に取り組んでいきたい。
▽関根 梢(編集)
 手元の配達先一覧表と部屋番号の札に視線を往復させながら、ドアのポストに分厚い朝刊をそろりと差し入れる。記者や営業、印刷工場のスタッフらが繋いできたバトンを、私の誤配達で台無しにする訳にはいかない。想像以上のプレッシャーの中、20戸分の配達を終えると安堵のため息が漏れた。
新聞を作り、購読者の手元に届けるまでには多くの方の労苦があることを痛感した研修だった。4月から河北新報の紙面作りの一端を担う者として、その責任の重さを決して忘れず、今以上に読み応えのある新聞をお届けできるよう精進していきたい。
▽高田 奈実(編集)
 誰かの仕事は全て、誰かに支えられていて、どんな仕事にも誇りを持ってやっている人がいる。そんなことに気づけた研修でした。
 私はずっと記者の仕事にこだわっていましたが、その仕事も、支えてくれている人たちがいなければ成り立たないのだと実感しました。新聞一つとってみても、営業、印刷、運搬、そして配達と、多くの人が携わって、毎日読者のもとに届けられています。 自分の仕事もそうしたたくさんの人の努力の上で成り立っていることに対する感謝の気持ちと謙虚な姿勢をこの配達研修で改めて学びました。
 新聞だけに限らず、当たり前に見えている私たちの日々の生活はそうやってできているのだと思います。仕事をしているすべての人への感謝と尊敬の気持ちを忘れずに、春から私も自分の仕事を頑張ります。
▽鈴木 絵梨香(編集)
 薄暗い朝焼けの中、眠い目をこすり、慎重かつ迅速に新聞を届ける実習は想像以上に大変だった。天気がよく、それほど寒くなかったのが救いだったが、配達員の方々は365日雨の日も雪の日も新聞を配っている。大変な苦労の中届けてくれる人がいるからこそ、記者の仕事は成り立っているのだということを実感した。この実習で学んだことを忘れず、4月からしっかりと仕事に臨んでいきたい。
▽大瀧 遼(営業)
 配達実習を経験して、配達員の方々の苦労があっての新聞なのだなと感じました。まさに縁の下の力持ち。タワーマンションの26階から、ミスがないように作業を行いましたが、神経を使う作業で思っていた以上に体力が削られました。様々な人々の思いがつまって新聞が出来上がり、配達されるのだなと改めて実感しました。4月からは今回の経験を活かし、様々な人々への感謝の気持ちを忘れずに努力していきたいと思います。
▽高橋 柊介(営業)
 毎朝届く新聞、それは書く人がいて、印刷する人がいて、届ける人がいるから成り立つのだと、わかっているつもりでした。しかし、実際に自分の目で見て、自分の手で読者に届ける今回の経験は、どれだけ多くの人が関わり、責任を持ち働いているか、それをわかっただけでも価値があったと感じています。
 配達は、新聞作成の最終段階です。自分は4月から新聞作成の序盤で働くことになります。自分の仕事は誰かの仕事になること、自分のミスは全員のミスになることを感じ、より一層、責任感を持ち仕事に挑まなければと心を新たにした配達研修でした。
▽小泉 智子(営業)
 普段起きている時間をとっくに越えた4時過ぎ、新聞に手早くチラシを折り込む姿、自分の配達する分を素早く積み込み出発する配達員さんの姿にまず圧倒されました。そして実際に自分も配達を体験し、正確さとスピードという相反するものが要求されるハードな作業に、普段配達してくれる方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。当たり前に朝新聞が届く裏には、ひとりひとりが責任感を持って仕事をしている姿があることが今回わかりました。そのことを心に留め、そのひとりとしての自覚を持ちこれから仕事をしていきたいと思いました。
  ◇
4月からお客さまの担当が代わります
 河北仙販では毎年4月に定期異動があります。転勤といっても仙台市内33支店のいずれかへ配属になるのですが、顔と名前を憶えていただいた頃には転勤というケースも少なくありません。近年はできるだけお客さまとのコミュニケーションをつなげていこうと、小幅な異動となっているものの、定年退社された方の後任配置などで若干社員の入れ替えを行います。
 当支店では3人の入れ替えがあります。異動者は次の3名。▽小関勝也(支店長)=販売課▽鈴木純一(次長)=定年退社▽冨樫晋史(社員)=八木山支店。
 新たに配属となるのは◇支店長・阿部司(原町支店)◇次長・蓬田芳裕(総務課)◇副長・佐藤元彦(八幡支店)となります。
 私たちの仕事はお客さまとの約束を果たすことです。決まった時間までに、決まった場所へ新聞を届けることはもちろん、お客さまから指示された日時や場所へ集金にうかがうことも大切な約束事です。担当者が代わっても前任者との引き継ぎを徹底し、お客さまとの約束を守ってまいります。
 新任者は4月上旬からお客さまのお宅を訪問いたしますが、これまで同様ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
  ◇
配達アルバイトも巣立っていきました
 高校〜大学と7年間勤めてくれた地元出身のY君と八戸市から単身で仙台の専門学校に通いながら奨学生として2年間働いてくれたM君。それぞれ、しっかりとお客さまとの約束を果たしてくれた配達アルバイトの二人が卒業となり、去る21日に配達スタッフの有志で送別会を催しました。
 新聞販売店らしく送別会は配達終了の6時30分から8時まで。ケーキやおにぎりを食べながら二人をねぎらいました。
 大雪で自転車が進まず歩いて3時間かけて配達した思い出や、東日本震災の時に(停電でエレベーターがストップ)マンションの14階まで階段をのぼって配達したこと。いろいろとご苦労をかけたのだなぁと思いふけりました。
 二人とも社会人として、新天地でも新聞配達で培った根性で、大いに活躍してくれることでしょう。
  ◇
新聞配達のアルバイトをやりたいのですが…
 公立高校卒業式の翌日、突然当販売店を訪れた女子。4月1日には大学進学のため千葉県へ移り住むという。実質2週間という短期間の採用は通常、断っているのですが、理由を聞くと「将来、マスコミ関係の仕事に就きたいと思っていて、新聞配達の仕事も経験しておきたい」とのこと。
 その話を聞いて、即採用を決めました。朝刊は難しいので米ヶ袋エリアの夕刊区域を用意し、社員が1週間指導しながら延べ16日間、配達作業に従事していただきました。
 いろいろな仕事を経験して立派なジャーナリストになってもらいたいと願いつつ、こういう前向きな学生さんを応援する企業でありたいと思っています。
【編集後記】
3年間、五橋支店に勤務し、お客さまの温かさと時代の変化を痛感しました。着任して最初の購読契約は「小関さんのツイッターをいつも見てますよ」という奥さまでした(汗)こせき
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2016年03月29日

河北かわら版(第10号)を発行しました

 河北仙販五橋支店が担当するエリアへけさの河北新報と一緒に「河北かわら版・第10号」を折り込みました。

五橋支店エリア限定お友だち紹介キャンペーン
▽ご近所のお友だちを紹介してください
 河北仙販五橋支店では2月から、河北新報を購読してくれるお客さまを紹介いただけると商品券(3千円分)をプレゼントする「お友だち紹介キャンペーン」をスタートしました(4月末まで)。
ご近所に住んでいらっしゃるお友だちで、新聞を購読されていない方やほかの新聞を購読しているけれど切り替えたいという方をご紹介ください。どうぞよろしくお願いします。
▽かほピョンくらぶご入会で特典をゲット
 河北新報社が運営する読者会員組織「かほピョンくらぶ」は1月25日に発足8周年を迎え、会員数は16万人を突破しました。会員の皆さまへ日頃の感謝の気持ちを込めて「8周年ハッピープレゼントキャンペーン」を3月31日まで実施中です。温泉宿泊券など34賞品・388人の方へ抽選によりプレゼントが当たります。会員はウェブサイトの応募専用フォーム(パソコン・スマートフォン、携帯電話)か、はがき、ファクスでご応募ください。未入会の人は入会手続きを行ったうえで同様に応募できます。当支店へご連絡いただければ入会申込書(キャンペーン応募用紙)をご自宅までお届けします。ぜひ、この機会にかほピョンくらぶへご入会ください。
▽集金詐欺にご注意
 先日、片平地区に住むお客さまから「購読料の集金は何十年も経営するお店で支払っているのに今日、河北新報の集金人がきたようだが…」との連絡を受けました。区域を担当する社員へ確認したところ、そのお客さまのところへは集金にうかがっておらず、何者かが河北新報の名前を語って詐欺を働こうとしたことが判明しました。その後、お客さまへの再訪問はなく直接的な被害は発生しませんでしたが、ご注意いただきますようお願いします。
 こんな事件がありました「新聞勧誘員を装い、購読料名目で現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は27日までに、詐欺の疑いで住所不定、無職宮田信一
容疑者(58)を逮捕した。昨年3月と5月に顔写真などを公開し、指名手配していた。捜査2課によると、宮田容疑者は「約20年間に2千回くらいやった」と容疑を認めている。都内では昨年までに約350件の被害があり、宮田容疑者はうち約200件(被害計約230万円)に関与したとみられる。
逮捕容疑は昨年2月、東京都江東区の女性看護師宅へ訪れ、1万2千円を詐取に読売新聞の勧誘員を装った疑い」(河北新報1月27日付記事から引用)
※編集後記
雪が降り積もった日の散歩にわが家の犬は大はしゃぎです。犬にとってはうれしい雪も私たちの生活にはやっかいなものですよね。先日、雪のかたまりにつまづき転んでしまいました。まだまだ寒い日が続きますので、外出時には路面の凍結などにご注意ください。(品川麻紀子)
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2016年01月20日

河北かわら版(第9号)発行しました

 河北仙販五橋支店が担当するエリアへけさの河北新報と一緒に「河北かわら版・第9号」を折り込みました。

本年も「早く、確実に、丁寧に」お届けします
被災エリアで発行するミニコミ紙の折込配布は継続します
 
▽寒中お見舞い申し上げます
 暖冬でもさすがに冷え込む今日この頃、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。
 河北新報も17日に創刊119周年を迎えました。弊社も地域の皆さまに支えられて今年7月1日で創業から57年となります。「地域社会から愛され親しまれよう」との社是を念頭に置き、「早く、確実に、丁寧に」配達することを根幹に据えて従業員一同、精一杯に取り組んでまいります。あらためまして、よろしくお願い申し上げます。

▽「写真集 必ず明日はやって来る」を発行
 河北新報出版センターでは、東日本大震災から5年の節目にあたり、「写真集必ず明日はやって来る」(新井栄司著)を発行します。ただいま予約受付中です。
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【書評より】難病のクローン病と戦うカメラマンが東日本大震災の被災地を撮影した記録。著者は震災で残った陸前高田市の「奇跡の一本松」に心を打たれ、被災地を撮影しはじめた。20回を超える訪問で撮りためた写真からは、復興に向けて前進する被災地への暖かい眼差しを感じる。価格1296円(税込)・B5判/112ページ。
※予約・お申し込みはこちらのサイトからどうぞ↓
http://www.senpan.co.jp/shop/product.php?id=267
 
▽東北大学新聞を一部地域へ折込配布

 当支店では昨年3月から被災地エリアで発行されているミニコミ紙(4紙)を新聞折り込みとして届ける取り組みをはじめました。紙面には掲載されない被災地の情報を地域の皆さまへお届けするためです。この取り組みは今年も継続してまいります。そして、1月からは東北大学学友会報道部と連携し、同学友会が発行する「東北大学新聞」を五橋支店管内のお客さまへ折込と一緒にお届けすることになりました。提供される部数が400程度なので配布エリアは限定となりますが、「読んでみたい」というお客さまへ優先的にお届けします。お電話にてお申し込みください。
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【東北大学友会報道部から】東北大学新聞は大学公認の新聞です。月に1回程度、年11回発行しています。主に東北大学のキャンパスで配布しており、この度は、地域の皆さまにも東北大学新聞の存在を知っていただこうと、河北新報朝刊に折り込んでいただくことになりました。
東北大学新聞では、これまで村井県知事や奥山市長など著名な方々にも取材を行ってきました。今後も東北大、宮城県に密着した新聞を製作していきますので、ぜひお読みください。記・浦田尚吾さん(東北大学学友会報道部・2年)

▽悪質な販売行為に泣き寝入りしないで
 昨年末、当支店にこんな相談が寄せられました。仙台の実家へ帰郷した娘さんが、郵便受けの横に某新聞が山積みされていたことにビックリされてのご連絡でした。
 「先週から突然、某新聞が入るようになったので母が販売店へ電話して契約した覚えはないと連絡しました。それでも、入り続けるので『新聞は入れないでください』と張り紙をしたところ、販売店の方がきて母に『あの張り紙はなんだ。はずせ!』と大きな声で迫られたそうです。認知症の父が数年前に契約してしまったそうで、先方は『契約書もあるから訴えてもこちらが勝つ。訴えたかったら訴えろ。弁護士代は高いから新聞代の方が安い』とすごい剣幕で言われたそうです。母もさすがに憤慨。私も契約書のコピーを見せてもらいましたが、責任者はカタカナで○○と書いてあるだけで、販売店の連絡先も記載されていません。今年1月から12月まで三角マーク、その後2年分丸マーク。父のサインと印鑑はありますが、認知症と診断された人が書いたものも有効なのでしょうか?」という内容でした。
 すぐに消費生活センターと最寄りの警察へ連絡を取るようにアドバイス。その後、契約解除となったそうですが、販売ルールを無視した一部系統販売店、セールスマンによる悪質な行為は少なくありません。不本意な購読契約をされた場合は、泣き寝入りせずに当支店へご連絡ください。違法な場合は契約解除のお手続きサポートなど、責任を持って対応いたします。
 
※編集後記
 新聞販売店にとっては、「雪が降らない冬はありがたい」と顔がほころんでいたのが一転、18日早朝に降り出した大雪で当日の夕刊配達はとても苦労しました。当日は交通網が麻痺するなど通勤・通学で大変な思いをされた方も少なくないと思いますが、四季があるから自然の恵みを享受できる…。やはり、いつも通りがイイですね(小関勝也)
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2015年11月26日

多くの人によって作られ、配られる新聞のつながり

 「おはようございます」。今年も新聞販売店の作業場に中学生の元気な声が響き渡り、私たちもすがすがしい気持ちになりました。
 仙台市立五橋中学校(郷家雄二校長)が実施している「職場体験学習」の受け入れは今回で4度目。「新聞に興味があって職場を選んだ」という同校の2年生5人(女子2、男子3)は、17から18日まで河北新報社で新聞紙面作りとデジタル事業に関する講義を受け、19日は当社(河北仙販五橋支店)で新聞販売店の仕事を体験しました。
 
▽毎朝、声に出して確認
 10時からの朝礼では、社員全員で唱える「河北仙販憲章」(社是)の迫力に少々びっくりしていたようです。「皆さんの校歌と一緒で会社の役割や社員の心構えを毎日確認するために唱和している」と説明すると、「毎朝、声に出すことが大事なのですね」と納得。その後、折込チラシのたたみ方や書籍の宅配、河北ウィークリーせんだいのポスティングをしていただき、昼食をはさんで「配達スタッフ募集」のチラシ作成に取り組んでもらいました。原稿の締切時間は90分。必ず表記しなければならない文言だけを伝え、後は生徒たちにすべて任せました。「どういう表現をすれば新聞配達の仕事をやりたくなるのだろう」、「イラストはやっぱりかほピョンかな」と、アイディア出しとラフスケッチを繰り返し、素敵なチラシが完成しました(本紙裏面参照)。
 また、複数の従業員へ「仕事に就いたきっかけ」や「この仕事のやりがいや喜び」などを取材しました。鋭い突っ込みに社員がたじろぐ場面もありました。
 
▽夕刊配達は真剣そのもの
 そして、研修のメーンとなる夕刊配達です。徒歩と自転車組に分かれて米ヶ袋と片平地区の約80部を配達してもらいました。生徒たちは配達用地図を見ながら読者宅を探し配達します。同行する社員は後ろから付いて、間違いそうになると指摘するだけ。配達前に支店長から「不配は絶対に許されません」とハッパをかけられたこともあって、表情は真剣そのもので責任感の強さを感じました。
 
▽新聞に関する仕事に興味
 研修終了後、生徒たちから感想をうかがいました。▼昨日までの2日間は新聞を作る仕事を体験したが、できあがった新聞を読者に届ける仕事もとても大切だと思った▼(新聞を)作る仕事も届ける仕事にも興味を持った。もっと新聞に触れてみたいと思った▼河北仙販は配達だけの仕事だと思っていたが、総務部の人の話を聞いて裏方の仕事もたくさんあるのだと思った▼新聞を届けるだけではなく、折込の仕事などもあって大変な仕事だと思った。夕刊の配達は楽しかった▼たくさんの人の手によって作られ、配られている新聞は多くの人たちがつながって、いくつもの信頼ができていると思った。新聞に関する仕事に興味がわいた。

 生徒たちの言葉を受け「この会社へ入社する際には、こういう気持ちだったよなぁ」とある社員がポツリと語りました。五橋中が目指す生徒像に「五橋魂を備えた五橋生」という標語があります。今回の研修では私たちのほうが仕事に向き合う「魂」を生徒たちに吹き込んでもらったと思っています。(小関勝也)
※「河北かわら版vol.8」は河北仙販五橋支店管内の読者の皆さまへ25日朝刊へ折り込み配布しています。
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2015年08月06日

輪転機のスピードに驚き/河北新報印刷センター見学バスツアー

 河北仙販五橋支店(小関勝也支店長)では、夏休みの課外学習と大人も参加できる企画を検討し、「河北新報印刷センター見学バスツアー」を7月24日に開催しました。五橋中の生徒3人を含む8名が参加しました。
 新聞社といえばプーンとインクのにおいが染みついた社屋をイメージされる方も多いと思いますが、近年は多くの新聞社で印刷部門の別会社化が進められ、記事を書く(入力する)編集部門とは違う場所で印刷作業が行われています。河北新報印刷センター(泉区明通)も平成14年から河北新報社の関連企業として設立されました。
 新聞社の仕事をまとめたビデオ鑑賞のあと、見学者コースを回りながら説明を受けました。高速輪転機の響き渡る音は想像以上で夕刊が刷りあがる風景は圧巻でした。新聞づくりのワークショップでは河北新報社・千葉淳一さんを講師に見学した感想などをまとめ、自分だけのミニコミ紙をそれぞれ作成しました。
【参加者作成のミニコミ紙から抜粋】
 新聞には河北新報社員の方々の努力が詰まっているのではないだろうか。印刷する輪転機の最高速度は1セットあたり1時間に17万部、1秒間では47部刷れてしまう。また、40ページのうち、24ページを美しく鮮明なカラーで印刷することができる。見やすい新聞を目指して、日々進化している新聞。それは、東北、宮城、仙台に誇れるような技術と言えるのではないだろうか。これからも河北新報などたくさんの新聞に関わって、情報を入手していきたいと思う。(山田瑞月さん・五橋中2年)

 河北新報印刷センターに案内された私たちが目にしたのは、普段は分からないさまざまな秘密だった。まず目に入ったのは河北新報の創業者である一力健次郎の銅像である。さらにほかを見学すると小さな窓があった。中をのぞくとトイレットペーパーを大きくしたような新聞用紙が「立体倉庫」という棚に保管してあった。「巻き取り紙」とも呼ばれている新聞用紙は4列7段になった棚に合計308本保管してあり、3日分の朝夕刊を印刷できる量を常に在庫してあるというので驚いた。(深井葉月さん・五橋中2年)

 今日は河北新報印刷センターへ見学に行きました。1時間に17万部も印刷できる輪転機のスピードにも驚きましたが、同じ日でも宮城県とそれ以外の東北5県で配られる紙面の見出しや写真が違う場合があるということ。宮城県の新聞は最新のニュースが載ることです。(鬼下菜々美さん・五橋中1年)

 本社編集局より送られてくる原稿データが直ちに「刷版」としてできあがり、輪転機にかけられ夕刊の場合は約6万部が30分もしないうちに人手も掛けずに販売店ごとの包みに仕分けられ、配送されるという現実の素早さ驚き、「活字ひろい」の版組の時代を知る者としては隔世の感でした。(鈴木邦夫さん・川内明神横丁)

 「読むところが少なくて」と夕刊を取らない人は言うが、少なくとも翌日朝刊より早くニュースが届けられていると思う。それだけでなく、紙面づくりに余裕があるのか連載が多く、読みごたえのある記名コラム、共同通信の連載は力が
こもっている。むしろ朝刊より読み応えがあると思っているのは私だけであろうか…。(鈴木宏子さん・川内明神横丁)

 好奇心旺盛な私はチャンスがあると「それ!」とばかりに飛びついてしまう。今回のバスツアーも心うきうき集合場所へ。かほピョンバスに乗り込み印刷センターへ。創始者の「不羈独立」の言葉にふさわしい東北がますます栄えあること…。あらためて考えさせられました。(小野由利子さん・北目町)

 河北仙販では河北印刷センターの見学と新聞づくりのワークショップをセットにしたバスツアーを子ども会や学校などの要請により開催します。お気軽にご相談ください。(小関勝也)
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2015年06月29日

今だけ委員長ブログを一時休止します

 2005年8月から書きはじめた小ブログ「新聞販売考―今だけ委員長の独りごと」。
 新聞産業にある構造的な問題や「不都合な真実」は、結果として読者の信頼を裏切ることになる――との懸念から、自分の目線で(備忘録として)発信してきました。

 しかし、いろいろと訳があって小ブログを一時休止(非公開)することにしました。
 直接、個人や組織から「止めろ」と言われたとか、それに類似した圧力があったということはありません。あくまでも自身の考えによるものです。「真実を曲げる」ことはできない性格なので・・・。

 サイトは残しますが、新聞販売問題、軽減税率、特定商取引法のカテゴリーと読売新聞に関連した日記などは「非公開」の設定をします。
 ブログは自身の日記でもあるので「非公開」のまま綴っていこうと思います。これまで閲覧いただいた皆さまに感謝申し上げます。
posted by 今だけ委員長 at 08:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2015年06月25日

販売正常化の重鎮 熊日の森茂さんが逝去

 きょう届いた23日付の新聞協会報をながめていたら、元熊本日日新聞社常務取締役の森茂さんの訃報が掲載されていました。86歳。

 新聞の販売正常化に尽力された方で、一度だけ労組の集会の講師を依頼したことがありました。森さんが書かれた「新聞 もう一つの顔−販売の暴走十八年−」での販売問題への指摘は25年たった今でも色あせることはありません。というか、残念ながら根本的な問題は何にも改善されていないのです。

 心からご冥福をお祈りします。

▽遠い販売正常化への道…熊日にいまでも宿る販売の精神!(今だけ委員長ブログより)
http://minihanroblog.seesaa.net/article/6504126.html
posted by 今だけ委員長 at 22:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ニュース

2015年06月13日

「風化」という言葉がひとり歩きしている

 新聞は誰のためにあるのか―。
 東日本大震災では多数の新聞社、新聞販売店も甚大な被害を受けました。あの大変な状況のなか、新聞を作る側、届ける側の人たちは「誰のための仕事か」と、新聞産業の原点をバネに前を向いてふんばってこられたと思います。

敏郎さん.jpg 先週末、専修大学教授・山田健太さんの依頼を受け、ゼミ生30人を宮城県石巻市と女川町の被災エリアを巡るツアーをコーディネートさせていただきました。山田さんのもとでジャーナリズム論を研究する学生に4年経った被災地の“あの時”と“いま”を伝えるために、最初に訪れたのは児童74人が犠牲となった大川小学校。当時、6年生だった娘さんを亡くした佐藤敏郎さん(現在、小さな命を考える会代表、キッズナウジャパン事務局長)から「なぜ小さな命を守れなかったのか」を考えるお話をしていただきました。それは、講話というより「授業」そのものでした。流れ出る涙を抑えながら佐藤さんの話に聞き入る学生たち。真実と向き合う勇気を学んでくれたと思います。(その後、女川町を巡り、NPO法人「カタリバ」が運営するコラボ・スクール女川向学館を見学しました。ご協力いただいた皆さまへ感謝申し上げます)

 冒頭の話に戻りますが、ツアー初日の晩に石巻日日新聞社常務取締役で現在、「石巻NEWSee(ニューゼ)」館長の武内宏之さんから話をうかがう機会を得ました。ホテルの食堂で武内さんを囲み、3時間以上も繰り広げられた議論に学生たちの真剣さを感じました。

武内宏之.jpg 武内さんが繰り返し述べられていたことは、「誰のために新聞を作っているのか」、「『風化』しているとよく言われるが単語がひとり歩きしているのではないか」という2点。石巻市、女川町、東松島市で発行する同紙は地元に根ざした記事を発信し続けてきたことは言うまでもありませんが、震災後は被災された方の気持ちが前を向くような紙面づくりを心がけたそうです。また、震災後は発行部数も半減して経営的にも窮地に追い込まれるなか、被災者の生活を鑑みて購読料を500円引き下げるなど「地元の人たちと共に地域を作る新聞」を有言実行されています。
 学生からの質問に「4年経って風化していると言われているが」との意見に対し武内さんは、「私は震災後のTV取材などで『言葉を大切にしたい』と言ってきた。風化という単語のみで被災地の状況を一緒くたにされてはいけないと思う。地元の若い人たちも頑張っているし、遠方から足を運んでくれるボランティアの方もまだまだいる。これからだと思う」と語りました。

壁新聞 号外.jpg 翌日は武内さんが館長を務める「石巻NEWSee」を訪問(筆者は二度目)し、7枚の壁新聞(実際には8枚)を見学しました。一つひとつ丁寧に説明してくださる竹内さん。震災当時は報道部長として壁新聞作りの指揮をとられたとうかがいました。端々にガムテープの跡が残る手書きの紙面に「文字のチカラ」と「生活情報を丹念に伝える使命感」が伝わってきます。学生たちは1字1字を噛み締めるように新聞の原点ともいえる壁新聞を見入っていました。
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▽戦時中の伝説が生んだ壁新聞 「石巻日日新聞」常務取締役 武内宏之さんに聞く
▽誰のための取材なのか 大手メディアと石巻日日新聞の違い

posted by 今だけ委員長 at 08:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年06月08日

被災地のいまへ眼差しを注ぎたい

 「なんだが震災のこともあんまり新聞さ載らなぐなったねぇ。まだまだ大変なのにねぇ」。新聞セールス中にお客さまからポロっと発せられたひと言。「そうだよなぁ。自分たちでできることやってみなきゃ」そういう思いが発端となってはじめた被災地発行のミニコミ紙を発信する活動。
 私が所属する河北仙販五橋支店では、紙面には紹介されない被災地の様子をもっと伝えたい、読者の皆さまに被災地の情報をより詳しく提供することで、防災・減災に役立てていただきたいとの願いもあって、石巻市、名取市、山元町の住民やボランティア団体が発行している「ミニコミ紙」を新聞へ折り込み今年3月から随時、お客さまへ届けています。
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 提供しているミニコミ紙は、@仮設きずな新聞(ピースボート災害ボランティアセンター・石巻市)Aみやぎ復興プレス(宮城県震災復興本部)B閖上復興だより(閖上復興だより編集部・名取市)Cいちご新聞(山元町震災復興土曜日の会・山元町)の4紙。発行者から紙面データを送ってもらい印刷と折込を販売店が協力(実費負担)しています。
 まだ、読者からの反響をリサーチしていませんが、読者宅へ集金にうかがっている社員からは「とても良い取り組みだ」という嬉しい声も寄せられています。
 仮設きずな新聞・5月25日号(6月3日折込分)の編集後記(編集者のコラム)で五橋支店の取り組みを紹介していただきました。そして本日、同紙編集長の岩元暁子さん(ピースボート災害ボランティアセンター所属)が当支店を訪ねてきてくれました。
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※笑顔がとても素敵な岩元さん(右)と筆者
 横浜出身の岩元さんは震災直後の4月から石巻市の被災地を中心に支援活動をされ、現在は石巻市へ住民票も移し仮設きずな新聞発行のほか、被災された方のサポートに取り組まれています。「月2回の発行は大変だけれど、多くの方からうかがった話をタイムリーに紙上で伝えていくためにこのサイクルは崩せない」とおっしゃっていました。
 そして、「刷り上がった紙面を配ることの大変さを感じている」との悩みも・・・。
「被災地の情報を共有して防災・減災に役立てる」という目的を共有し合って、なんとかサポートできないものかと思います。ミニコミ紙を定期的に新聞へ折り込んだり、DMへ封入したりすれば、商品の付加価値はあがっていくはずですから。
 五橋支店でも来春までこの取り組みを続けて行こうと思っています。これからもお客さまへのサービスを探求し、チャレンジしてまいります。
▽仮設きずな新聞 配布ボランティア募集
http://pbv.or.jp/ishinomaki-psen/volunteer/newspaper/
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2015年05月25日

やはり最強の実践理論だった「チームの力」

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チームの力――構造構成主義による“新”組織論
著者 西條剛央(ちくま書房)780円+Tax

 ふんばろう東日本支援プロジェクトの元代表で、西條剛央さんの新著をご恵贈いただきました。
 小ブログでも私も末席を汚しているふんばろう東日本支援プロジェクトのことや西條さんの著書を紹介していますが、“ブレない”彼が伝えたいことがまとめられ、その考察と人間的な魅力にあらためて惹きつけられました。

 「チームの力」。このキーワードで検索すると組織マネジメントに類する論考が多数ありますが、組織とチームを明確に分けて論じた書籍は初めてだと思います。
 掲げた目標を達成させることを目的に活動する「チーム」が陥りやすい問題点や克服していくべき課題、そしてリーダーの立ち位置など、東日本大震災発生後から西条さんとともに支援活動に携わった私としては、すべて(構造構成主義に立脚した)西條さんの「シナリオ通り」だったと腑に落ちます。企業、行政、部活道、NPOなど、世の中には溢れんばかりにさまざまな「チーム」が存在し、そのリーダーが思うような成果が出せずに悩んでいる昨今、日本最大のボランティアチームを運営し、最大限のチカラを発揮させていくためのメカニズムが解き明かされた1冊です。

 個人的には第3章「ブレないチーム運営」が特に参考になりました。
 今だけ委員長が身を置く新聞産業はかなりの部分で“埋没コスト”に苛まれ、不都合な選択をしてしまう体質から抜け出せないでいます。本書はその現状に対する処方箋といっても過言ではありません。
 「埋没コストとは、これまでに積み重ねてきた実績や信頼、費やした時間や賃金といった回収不可能なコストのことだ。したがって、基本的には時間経過にともない埋没コストは増大していくことになる。この観点から見ると、戦争をやめられなかったのも、原発を止められないのも、方針転換することで、それまでに費やした多くのコストが回収不能になるためだとわかる」(本書から引用)
 では、その埋没コストをどう克服していくのか。本書では「方法の原理」(目的と状況、目指すべき未来を基点とした意思決定)という論点からそれを乗り越えていくポイントが分かりやすく記されています。

 「いいチーム」で仕事をすることは最大の幸せです。適切な「問い」を方法の原理に則って考え、「戦略」を立てていくリーダーシップ。やはり、素晴らしいリーダーに人が集い、学び、受け継いでいく良好な人的循環が広義でいえば世の中をよくするのだと本書から感じました。
posted by 今だけ委員長 at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介